「ちっちゃな知識」
今回は皮膚について少しお話しします。
『ヒフは身体の防衛膜』ヒフにはスキンローラーと呼ばれる殺菌性を持った物質が
身体内から分泌され、ウイルスや細菌から身体を護っています。
ヒフが乾くとこれらの有用菌は角質層に生存できなくなり
その結果「早期角化現象」つまり老化現象によるかゆみ、
湿疹等によるヒフ疾患身体的には風邪などウイルスや細菌に
感染しやすい弱い体質になってしまうこともあります。
予防法としては身体の全部が乾かないようローション、乳液などによる
マッサージがよいかと思います。
ピアノのつぶやき
第10話
『K社長の知恵』
今日は10月半ば、B子がこの会員制クラブでピアノ演奏を始めてから3ヶ月が経とうとしています。
8月1日の初日から今日までの間相変わらず彼女のまわりでは、・・・というよりこのお店の中では
色々な出来事が起こってましたが彼女にとっては人生の良き経験として少しはピアニストとしても
成長してくれたのではないかと思うのですが。
さて、店内は土曜日の9時過ぎということもあり、だいぶにぎやかになってきました。
ホステスのY子さんはピンクのドレスにそれと同色の口紅をつけ、やはり美しい姿勢で
お客様にやわらかな笑みをうかべながら接待しています。
カウンターのバーテンダーもいつもながらオールバックの素敵な雰囲気、
慣れた手つきでカクテルを作っています。
ボーイ達はホステスさんの指示で各テーブルへとオーダーされたお酒を
足早にしかも手際よく運んでいます。
あの銀縁メガネのサブマネージャーはというと今日はTマネージャーが他のお店
(この会員制クラブは県内に3店あります。)へ行っているのでいつものことですが
自分がリーダーだというくらいの意気込みで店内を見回しています・・・が、
スタッフは全員彼の存在を無視し、ホステスのY子さんの指示で動いているという状態です。
そしてB子はというと・・・茶系のやわらかな生地のハイネックブラウスに同系色の
バックスキン風のスリットの入ったタイトスカートという、格好だけは大人びたファッションで
第2ステージの出番を控え室で待っているところです。
ホールにはK社長もいらして下さってます。
B子もすっかりK社長と仲良くなり演奏する度に高額のチップを頂いています。
でも今日はハイネック・・・以前は決して大きくない胸の谷間にチップを投げ込まれ・・・
(いえいえ神社の賽銭箱ではないので・・・神様に怒られてしまいます)
たくさんのお客様からチップを頂くようになってきたB子はチョッとしたアイデアを思いつき!!
小さなポーチを(しかもピアノと同系の黒)ピアノの上に置くようにしたのです。
このきっかけを作ってくれたのがなんとK社長だったのです。
ある日演奏中、K社長が演歌を唄いたいと言いだし、この頃にはB子も演歌の演奏は
かなり慣れてきた時でしたが。
最初の唄いだしに「キーが低すぎるぞ!!」と社長に言われ、キーを上げていくのですが、
その度に社長もキーを上げてしまうので、最後には女性のソプラノかと思うほど
高い音になってしまったのです。
そして一曲唄い終わった瞬間
「B子くん!!伴奏ヘタだな」
とマイクを通して文句を言いつつも満足気な顔。
ホール中、笑いと拍手のうずの中2万円というチップをピアノの上に置いたのです。
B子はその2枚のお札を信じられないという様に見つめ続けたのですが、
その時に社長が、そっと言ってくれた言葉が、
「B子くん、君は本当に面白い子だよ。このチップはこのステージで僕をスターに
してくれたお礼だ。大金なんだから早くしまいなさい。そしてこれからは小さなバックを
ピアノの上に置いておくんだよ。その中にチップを入れてもらうんだ。」
と言いながら豪快な笑い声と共にステージを降りていったのです。
大きな拍手の中を。
それ以来B子は堂々とチップ入れを、いやいや黒のポーチを私の譜面台というしかも
客席側に置くようになったのです。そしてK社長のお墨付きということもあり、
あの銀縁メガネのサブマネージャーすら手も足も出せないという。